元日本代表・松田“山雅色”の始動「マリノスでは見たことない」

松本山雅ＦＣの練習に合流したＤＦ松田直樹

　ＪＦＬ松本山雅ＦＣは１７日、松本市内のグラウンドで始動した。Ｊ１横浜から移籍した元日本代表のＤＦ松田直樹（３３）も合流。新しいチームメートと一緒に軽いメニューに取り組んだ。

　初練習を行った松田は緑のシューズを履き、緑の手袋をつけた。山雅カラーを「相当に意識しています」。緊張気味に始まったが、ランニング、ストレッチからグループに分かれての軽いボールタッチに進むにつれてリラックス。笑い声も出た。「（Ｊ２に上がる）目標が明確。自分もそれに貢献したい。選手のあいさつの時にも、みんなの気持ちが伝わってきた。チームワークが大事なので、コミュニケーションを多くとって、自分の役割を果たしていきたい」と語った。

　サポーターの年齢層の高さが新鮮な印象となった。「おじいちゃん、おばあちゃんが練習を見にくるなんて、マリノスでは見たことがない。本当にうれしいですね。（市民が）松本山雅を愛しているのが伝わってくる」。施設面など環境は激変だが「サッカー人としては、いい勉強になります」と前向きだ。