【エ女王杯】AI予想スカーレット◎ 京都外回りは決め手生きる

[ 2019年11月10日 05:30 ]

<エ女王杯>SIVAは末脚が強烈なスカーレットカラーを本命に指名
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 3歳G1ホース2頭VS古馬の構図となった「第44回エリザベス女王杯」は10日、京都競馬場でゲートイン。競馬予測人工知能「SIVA」は、◎にスカーレットカラーを選出。現役最強牝馬アーモンドアイ世代の4歳馬で勝負する。 エ女王杯

 SIVAらく当たっていないが、本命馬の「任命責任」は負えない。“競馬の神様”と呼ばれた故大川慶次郎氏の言葉を引用しよう。「予想を見てから馬券を買うまでの“時間差”を利用すれば、本来、馬券が最も上手(うま)いのはファンのはずなのです」。吾輩(わがはい)の予想の選出後に、馬場状態が変化したり、パドックで暴れる馬が出るかもしれない。既存する予想に対してアレンジできる時間があるのがファンの特権。だから、大臣の辞任ドミノに「任命責任は私にある」と言いながら、一向に責任を取らない安倍首相よりは良心的なはずだ。

 エリ女の予想にいく。◎に選出されたのはスカーレットカラー。前走・府中牝馬Sで万哲氏本命のラッキーライラックを破って重賞初制覇を果たした。やや重の馬場で、上がり3Fタイムは2位のサトノガーネットの33秒7を大きく上回る33秒2と異次元の末脚を爆発させた。勝ち時計も、前週に同じ東京芝1800メートルの良馬場で行われた天皇賞・秋の前哨戦「毎日王冠」より0秒1遅いだけ。まさに圧巻の走りだった。

 直線の長い京都外回りは、その決め手を存分に生かせる舞台。さらに直線で馬群がバラけやすく、ここで名手・岩田康のイン突きがはまる。昨年はフレグモーネでオークス、左後肢ハ行で秋華賞を直前回避。悲運を乗り越え、満を持して「新女王」の称号を取りに来た。

 【SIVA(シヴァ)予想】◎(16)スカーレットカラー、〇(2)ラッキーライラック、▲(11)ラヴズオンリーユー、☆(8)クロノジェネシス、△(1)ブライトムーン、△(4)ウラヌスチャーム、△(5)ポンデザール、△(12)センテリュオ

 ≪SIVA指数≫
(1)ブライトムーン54点
(2)ラッキーライラック79点
(3)シャドウディーヴァ53点
(4)ウラヌスチャーム73点
(5)ポンデザール60点
(6)クロコスミア51点
(7)レイホーロマンス7点
(8)クロノジェネシス74点
(9)アルメリアブルーム17点
(10)フロンテアクイーン30点
(11)ラヴズオンリーユー76点
(12)センテリュオ59点
(13)サトノガーネット46点
(14)ゴージャスランチ43点
(15)ミスマンマミーア32点
(16)スカーレットカラー80点
(17)サラキア42点
(18)レッドランディーニ24点

 ▼SIVA指数 SIVAが過去のレースデータを基に算出する競走馬の評価数値。100点満点の表示方法で、数値が高いほど上位予想となる。◎、○などの予想印の根拠となっており、レース予想をさらに詳細に検討できる指標となる。

 ◆スポニチAI競馬予想「SIVA(シヴァ)」 次世代の競馬を楽しむことを目的に、19年5月からスポーツニッポン新聞社がGAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)と共同開発した競馬予測AI。PCウェブ版とスマホアプリ版があり、毎週末に新馬戦・障害戦を除く全レースの予想を公開中。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊を司るシヴァ神に由来する。

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