JC史上初!外国馬ゼロ…最高峰G1が国際招待の体なさず JRA理事「非常に残念」

[ 2019年11月10日 05:30 ]

 JRAは9日、ジャパンC(24日、東京)に外国招待馬が出走しないと発表した。国際招待競走として開催される同レースに外国馬の参戦がないのは81年の創設以来初めて。「競馬のオリンピック」とも称されたJRA最高峰のG1レースは39回目にして大きな岐路に立たされた。

 JRAは外国馬で唯一参戦を表明したメルボルンC2着馬プリンスオブアラン(セン6=英国フェローズ)と交渉を進めていたが、常用の特殊馬装具(ゲート内で落ち着かせるためのバリアブランケット)が日本で使用できないため回避。新たな参戦表明もなく、外国馬はゼロとなった。

 国際招待の体をなさない異例の事態。80~90年代は世界の強豪馬で出走制限枠の10頭を満たすケースもあったが、11年以降は5頭以下に激減した。欧米G1ホースの来日も減り、質量の低下が指摘されてきた。敬遠された最大の理由は勝てなくなったことだ。86~91年には6連勝、95~97年に3連勝するなど日本馬を圧倒した外国勢だが、06年以降13連敗中。07年からは全て4着以下に敗れている。昨年はアーモンドアイが世界レコード(2400メートル2分20秒6)をマークするなど高速決着となる日本特有の馬場に対応できず、外国馬関係者の間に敬遠ムードが広がった。JRAは15年に優勝賞金を国内最高となる3億円に増額。海外主要G1レース優勝馬を対象にした褒奨金制度を設けるなどテコ入れを図ったが、歯止めが利かなかった。日程が近い香港国際招待競走(12月上旬、G14レース)に外国有力馬を奪われる形で減少の一途をたどった。

 JRA横田貞夫国際担当理事は「外国馬の出走がなく、非常に残念。今回の結果を十分に検証し、今後のジャパンCを盛り上げることができるよう努力してまいりたい」とコメント。果たして打開策はあるのか。主催者としての手腕が問われている。

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