“ブギウギ”趣里 朝ドラ主題歌を紅白生歌唱へ ドラマ関係者「趣里さんの歌唱力は本物」

[ 2023年11月10日 05:00 ]

笑顔でポーズをとる趣里(撮影・西海健太郎)

 女優の趣里(33)が大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に出演し、生歌唱する方向で最終調整されていることが9日、分かった。ヒロインを演じている同局の連続テレビ小説「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」を歌う。

 同曲はEGO―WRAPPIN’の中納良恵(49)、シンガー・ソングライターのさかいゆう(44)とともに歌っている。ほかにも主人公のモデルとなった笠置シヅ子のデビュー曲「ラッパと娘」なども歌唱するとみられる。

 笠置は「ブギの女王」として戦後の日本を勇気づけた大スター。そのため劇中では歌唱シーンが多く、趣里は撮影に向けて年明けからボイストレーニングに励んできた。その成長はめざましく、歌唱力にほれ込んだ音楽担当の服部隆之氏(57)が急きょ主題歌の歌い手にも抜てきした経緯がある。ドラマ関係者も「趣里さんの歌唱力は本物。紅白の舞台でも堂々と歌ってくれるでしょう」と期待を寄せている。

 ドラマに関連した企画も検討されている最中だという。「ブギウギ」では現在、笠置の歌劇団員時代が描かれており、その撮影にOSK日本歌劇団が協力。中でも劇団員が一列に並び全員が一斉に同じステップを踏むラインダンスが感動を呼んだ。

 このダンスは先月31日に放送された同局の音楽番組「わが心の大阪メロディー」でも披露され、放送直後からNHKに「このステージを紅白でも見たい」などと求める声が局に届いている。NHK関係者は「紅白では会場のNHKホールで劇団員によるパフォーマンスが見られる可能性は十分にあるでしょう」と話した。

 ドラマの放送開始前の9月に行われた会見で趣里は、共演の柳葉敏郎(62)から「紅白ねらっているんだろ?」とイジられ、まんざらでもなさそうな表情を浮かべていた。冗談めいたやりとりにも見えたが、ヒロインとしてドラマをヒットに導き、夢舞台で歌声を響かせることになりそうだ。

 ◇趣里(しゅり)1990年(平2)9月21日生まれ、東京都出身の33歳。11年にTBS「3年B組金八先生」でデビュー。16年に連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の出演で話題に。18年に映画「生きてるだけで、愛。」に主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。父は俳優の水谷豊、母は元キャンディーズで女優の伊藤蘭。血液型O。

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