松本潤「あさイチ」生出演で旧ジャニーズ性加害問題に初言及 大河「オンエアできないんじゃないかと…」

[ 2023年11月10日 08:16 ]

松本潤
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 NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の主演を務める嵐の松本潤(40)が10日朝、同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の「プレミアムトーク」に生出演。10月26日のクランクアップ後、初登場となった。番組冒頭、所属する「SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)」が一連の性加害問題に揺れていることについて初言及した。

 撮影・放送期間中に、ジャニー喜多川元社長による性加害が問題に。約1年5カ月にわたった撮影を振り返る中、MCの鈴木奈穂子アナウンサーから「集中したい時に所属事務所をめぐる問題もあったりしたかと思うんですけど、その辺で色々考えたり悩んだりしたこともあったんですか?」と水を向けられた。

 松本は「この番組とかもそうですけど、自分たちが現場で作った作品がオンエアできないんじゃないかとか、今日も『あさイチ』も出演できないんじゃないかみたいなことも考える時期もありましたし」と不安な心境や葛藤を赤裸々に吐露。「そうなると、僕はやっぱり大河ドラマの主演で今回作品に出させていただくという意味では、その責任を最後まで全うしたいというふうに、今なお思っているので、それが何かちゃんとできるような形になればいいなというのは、考えながらずっとやっていましたね」と短いやり取りながら思いを明かした。

 昨年6月5日のクランクインから、約1年5カ月にわたった長丁場の撮影を無事に完走。ラストカットの撮影前には、共演者が集結。「その顔を見たら感動して集中が切れそうになったのですが、ここまでみんなで作ってきた作品の有終の美を飾るため、気持ちを込めながら最後の撮影に臨みました。クランクアップの瞬間に湧き上がったのは、ただただ感謝の気持ちです」と撮了翌日に同局を通じてコメントした。

 この日、クランクアップの模様がテレビ初公開された。最後のあいさつ。松本は「誰かが今日頑張ってみよう、明日頑張ってみようと思えるような現場になればいいなと1年5カ月やってきました。大変なことはいっぱいありましたが、僕は大変なことはすぐ忘れてしまう方で、面白かったことしか思い出にありません」と感極まり、涙声。「あんなことを言っていたんですね。準備を含めると2年近くやっていたので、いよいよ終わるんだなぁという終わってほしくない気持ちと、駆け抜けてきた皆さんとの思い出とか、何とも言えない感情が押し寄せてきて。そんな時間でした」と振り返った。

 次回は第43話「関ヶ原の戦い」(11月12日)。ついに天下分け目の大戦を迎える。その後は豊臣家との最終決戦「大坂の陣」へ。最終回(第48話、15分拡大版)は12月17日に放送される。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

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