歌舞伎「鬼滅の刃」上演取りやめか 猿之助容疑者逮捕で子供たちへの影響考慮

[ 2023年6月29日 05:08 ]

市川猿之助容疑者逮捕

市川猿之助容疑者
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 猿之助容疑者については今年10月までの休演が発表されているが、総合演出と出演を予定していた来年2~3月のスーパー歌舞伎セカンド「鬼滅の刃」も上演を取りやめる方向で調整を進めていることが、分かった。

 スーパー歌舞伎は市川猿翁(83)が始めた興行で、派手な演出や壮大なスペクタクルが特徴。歌舞伎ファン以外の客層も取り込んだ。その精神をセカンドとして引き継いだのが猿之助容疑者。15年には人気漫画「ワンピース」の歌舞伎化に挑戦し成功を収めた。

 今回もスーパー歌舞伎に大ヒットコンテンツが融合することで、大きな注目を集めていた。猿之助容疑者のほか松本幸四郎(50)、市川團子(19)、市川染五郎(18)ら人気俳優の出演も決まっており、興行主の松竹は収益面でも期待を寄せていた。

 ただ今回の逮捕で、猿之助容疑者の復帰の見通しは立たなくなり、上演は極めて困難な状況に。関係者は「猿之助容疑者が手がけるスーパー歌舞伎セカンドだからこそ(出版社から)権利を購入できた。その冠が使えない以上上演は難しい」と指摘。さらに「歌舞伎ファンだけでなく、家族客の観劇も予想されていた。子供たちへの影響などを考慮すると上演は現実的ではない」と話している。

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