高田明浩四段 王将戦2次予選で斎藤八段から金星!藤井王将と同学年がリーグ入りまであと2勝

[ 2023年6月29日 19:54 ]

高田明浩四段
Photo By スポニチ

 藤井聡太王将(20)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む7冠=への挑戦権を争う本社主催・第73期ALSOK杯王将戦は29日、大阪・関西将棋会館で2次予選2局を実施し、高田明浩四段(21)が斎藤慎太郎八段(30)を114手で破る金星を挙げた。高田は藤井と同学年で、20日に21歳の誕生日を迎えたばかり。一昨年度四段昇段し、今年度はこの日の勝利を含め12勝2敗と好調を維持する。

 一方の斎藤は王座の獲得経験があり、名人戦でも昨年度まで3期連続挑戦権をつかんだ関西のホープ。両者は初対局で戦型は相掛かりへ進み、後手から高田が守りの要となる左金を48手目▲4三金左と3段目へ活用する工夫を見せた。

 力戦派らしいバランス感覚で、先に作った成桂を攻めの拠点に角を打ち込み、先行。さらに交換した飛車も先に打ち込んで、21歳らしい先手先手の攻めでA級棋士を圧倒した。

 棋士の最低段位・四段の進撃は前期、挑戦者決定リーグ入りした服部慎一郎現六段(23)を思わせる。次戦はこちらもA級の稲葉陽八段(34)に胸を借りる。

 また谷川浩司17世名人(61)と深浦康市九段(51)の対局も相掛かりへ進み、先手深浦が99手で勝利した。次戦で渡辺明九段(39)と対戦する。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月29日のニュース