遠藤憲一　戦隊ヒーロー“クセツヨ”悪役の撮影で苦い思い出「一瞬、俺を見たら固まっちゃって」

俳優の遠藤憲一
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　俳優の遠藤憲一（61）が29日、フジテレビ系「ぽかぽかゴールデン」（後7・00）にゲスト出演し、過去に演じたクセが強すぎる役柄について語った。

　昼のバラエティー番組「ぽかぽか」（月～金曜前11・50）のゴールデン初進出特番。遠藤は7月12日スタートの同局系ドラマ「ばらかもん」（水曜後10・00、初回15分拡大）で共演する中尾明慶（34）、綱啓永（つな・けいと＝24）とともに登場した。

　演じる役に基本的にはNGがないという遠藤は、「何であんな役をやるの？って言われる時があるんですけど、変な役は好きなんですよ」と明かした。

　番組では、遠藤が過去に演じた“クセツヨ”な役トップ3を発表。3位に挙げられたのは、1994～95年に放送された戦隊ヒーロードラマ「忍者戦隊カクレンジャー」の悪役だった。ヘビメタな世界観の衣装で、「登場がね、ギターを弾いて出てくるんですよ。で、オネエ言葉なの。“あなたたち、許さないわよ！”って。毎回毎回、叶わなくて、消えちゃうんだよね」と説明した。

　いつもはやられると消滅するが、ある時はなぜか気球に乗って逃げて行くパターンがあったという。カットがかかり、気球の操縦士とともに河原に着地。ところが、気球の風船が広がってしまったようで、2人がかりで撤収作業をしたという。そんなさなか、あるハプニングが。「2人しかいないから、俺も“手伝います”って言って、土手を上がりながら、ギターを持って上がっていったら、風船の前で軽トラに乗ったおじさんが見てて」と、状況を説明した。

　ギターを背負った謎のヘビメタ男が、懸命に気球を集める姿。その男性からすれば、信じられない光景だったに違いない。遠藤は「一瞬、俺を見たら固まっちゃって」と苦笑い。「気球は落っこってくるわ、金髪のワケ分からないやつが出てくるわ。慌てて“すみません！”って言ったら、二度と顔を見せないまま去って行っちゃった」と話していた。

　悪役だけに、放送中は子供たちに声をかけられることもあったという。やられてもやられても登場するキャラクターだっただけに、「回が進むごとに態度がおかしくなっちゃって、俺を見るとバーっと塀の影に隠れて、“死ね～！死ね～！”って」と回想。MCの「ハライチ」澤部佑は「かわいそう…」と同情していた。