吉川祐二氏 猿之助容疑者の今後の捜査「家族会議で“自殺しよう”“わかりました”という承諾が…」

[ 2023年6月29日 10:09 ]

フジテレビ社屋
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 元警視庁刑事で防犯コンサルタントの吉川祐二氏が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に電話出演。母親に対する自殺ほう助容疑で警視庁に逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)容疑者(47)について言及した。

 警視庁は29日、猿之助容疑者を送検した。今後、父親の死亡に関与した疑いについても調べる。猿之助容疑者の逮捕容疑は5月17日午後~18日午前、自宅で睡眠薬を服用させ、延子さんの自殺を手助けした疑い。捜査関係者への取材で「睡眠薬を砕いて水に溶かして両親が飲みやすいように用意した」という趣旨の供述をしていることが判明。警視庁は記事が出ることを知って思い詰めた猿之助容疑者が、17日の家族会議で心中を決意。手元にあった睡眠薬を用いて計画的に犯行に及んだとみて調べている。

 吉川氏は、要介護状態の父親の段四郎さんに致死量になるほどの薬をどうやって飲ませたのかが捜査ポイントの1つとし「家族会議で“自殺しよう”“わかりました”という承諾がとれるかどうかが1番の問題になる」と言い、「主治医から健康状態などの詳細を聞き、同意できる状態にあったのかを調べた上で判断すると思われる」と話した。

 ▽自殺ほう助罪 人の自殺を手助けし、容易にした場合に適用される。同意を得て殺害する承諾殺人罪や、依頼を受けて殺害する嘱託殺人罪、自殺を唆す自殺教唆罪と同じく刑法202条で規定している。法定刑は6月以上7年以下の懲役または禁錮。未遂も処罰される。過去には2人で自殺しようと練炭を燃やし、生き残った男性に適用された例などがある。

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