加藤浩次 紅白歌合戦「何言ってるんだ?」の出来事が後に名場面に「それがテレビだったような気が」

[ 2023年5月3日 21:14 ]

極楽とんぼの加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」加藤浩次(54)が、3日放送のNHK「アナテレビ」(後7・30)にMCとして出演し、リアルタイムでテレビ鑑賞していた歴史的名場面を振り返った。

 テレビ放送開始70年の今年、テレビを通じ言葉を伝えるアナウンサーが紡いできた言葉について、各局を代表するアナウンサーたちが局の垣根を越えて語り合う番組。NHK高瀬耕造アナ(47)、日本テレビ水卜麻美アナ(36)、TBS安住紳一郎アナ(49)、フジテレビ伊藤利尋アナ(50)、テレビ朝日の大下容子アナ(52)、テレビ東京の松丸友紀アナ(41)と、各局からアナウンサーが集結した。

 番組では、語り草となっている1984年大みそかのNHK紅白歌合戦での一幕について紹介。この日を最後に歌手を引退する都はるみに向けてアンコールの拍手が起こると、司会の鈴木健二アナ(当時)が「私に1分、時間を下さい」と宣言し、ステージ上で都にもう1曲歌うよう交渉するという出来事だった。都はその思いに応え、涙声でもう1曲を歌った。

 加藤は「僕もはっきり覚えてます。中学校3年かな?生で見てました」と回想。「鈴木健二さんには申し訳ないですけれど、“このおっさん、何言い出してるんだ?”と、ホントに思った。当時はSNSとかないですから、鈴木健二さんがああ言ったところで、“何言っているんだ、このおっさん”って思った、加藤少年みたいな人がいっぱいいても、それで終わってるんです」と、当時の率直な心境を打ち明けた。しかし、「今、歴史に残る(名場面)に入ってくるのよ」と、時がたってテレビ史に残る場面として語り継がれていることに驚きを口にした。

 NHKによると、鈴木アナと都のやりとりは、台本などで仕組まれたものではないという。加藤は「それだけ記憶に残るのって、すごい。それがテレビだったような気がする。ドキっとするし、何だよ?って思うことが共存するのが、テレビというおもしろさだった」と懐かしんでいた。

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