日仏ハーフ・尾上眞秀 初舞台 見守った母・寺島しのぶは感激 「お客さんの前で…」

[ 2023年5月3日 11:42 ]

寺島しのぶ
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 歌舞伎俳優の尾上眞秀(まほろ、10)が2日、東京・歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」(27日まで)の初日を迎え初舞台を踏んだ。歌舞伎俳優としての第一歩。祖父で人間国宝の尾上菊五郎(80)や、叔父の尾上菊之助(45)、市川團十郎(45)、尾上松緑(48)の「平成の三之助」ら豪華な共演陣の中、堂々の主演で、立役と女形の2役をこなし満員の観客を感嘆の渦に包んだ。

 母親は菊五郎の長女で女優の寺島しのぶ(50)、父親はフランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんの日仏ハーフ。

 眞秀は普段から「全然緊張していません」と語るなど、強心臓ぶりをのぞかせている。寺島によると、前日1日も本番当日の2日朝も緊張している様子はなかったという。

 「お客さんの前で演じることが好きな子なんだなと、改めて思いました」。寺島は歌舞伎の家に生まれ、歌舞伎俳優になりたいという思いがあったが、女性ゆえにかなえられなかった。その悔しさを胸に誰もが認める実力派女優となった。そして迎えた愛息の晴れ舞台。感慨深そうに見つめていた。

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