渡辺名人　健闘及ばず黒星発進　力戦に誘い込むも…「さばき合いになってから一本道になって」

対局を終え感想戦を行う渡辺名人（撮影・村上　大輔）
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　将棋の第81期名人戦7番勝負（毎日新聞社、朝日新聞社主催）第1局は6日、東京都のホテル椿山荘東京で第2日を行い、後手の挑戦者・藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠＝が110手で渡辺明名人（38）に先勝した。

　先手番を引き、用意していた雁木（がんぎ）調の進行をぶつけた渡辺は「指し掛け（封じ手）で若干苦しく、その差が最後まで埋まらない将棋でした」と振り返った。

　第1日は藤井を力戦に誘い込んだが、第2日は「さばき合いになってから一本道になって…」と苦しい心境を吐露。終盤の入り口まではバランスを保っていただけに悔しい敗戦だった。