ひろゆき氏 ムツゴロウさんの死を惜しむ ライオンに中指をかまれても貫いた動物愛

[ 2023年4月7日 22:52 ]

「ひろゆき」こと、西村博之氏
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 実業家の西村博之(ひろゆき)氏(46)が7日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモートで生出演し、5日に心筋梗塞のため北海道中標津町の病院で死去した「ムツゴロウ」こと作家の畑正憲さん(享年87)の破天荒なスケールに言及し、その死を惜しんだ。

 畑さんは動物との交流を描いたフジテレビ「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズで人気者に。「よーし、よし」と動物の体を撫でて触れあい、動物と人が親密になれることを教えてくれた。

 ひろゆき氏は「僕が子供の頃、動物番組って結構あった。動物と人間って、あまり変わらないんですよ。人間は特殊なものであると思いがちだが実際は動物と大して変わらない。動物をよく見ている人の方がそのへん、よく分かるんだと思う。そういうことに触れる機会が昔はムツゴロウさんの番組だったが、今は(そういう番組は)なくなってしまった」と、子供の頃にムツゴロウさんの番組に大きな影響を受けたことを明かした。

 ムツゴロウさんの凄さについて、動物愛あふれる凄絶な秘話を披露した。「ムツゴロウさんはライオンに中指を食われたことがある。それがテレビ撮影中のこと。しかし、全く騒がずにカメラの外に消えていった。そこで大騒ぎになったら、そのライオンが射殺されてしまう可能性がある。“これは僕のミスなので今度もう1回ライオンに会いにきます。罰を与えないでください”と言って、実際に再会している。ムツゴロウさんがそう言ったことで、かんだライオンも生き残れた。気をちゃんと使える人です」。

 その上で「麻雀にやたら強く、作家としても成功して、動物も大好きという、かなり面白い人。ただ、その面白さが最近の若い人には伝わっていなかった。伝わるようなものがあるといいな」と、あふれるムツゴロウ愛を明かした。

 「今の時代、破天荒な人はお金儲けの方に行ってしまうが、そこに一切行かず。動物愛護、動物保護にひたすら人生を費やした。最後までムツゴロウさんが思う、社会にとって良いことに時間を費やしたということが昔の昭和の人っぽいな、という気がします」と締めくくり、人生に多大な影響を与えた巨人の死を惜しんだ。

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