サンドウィッチマン 震災体験した気仙沼の復興に驚きと感謝「皆さんのおかげでございます」

[ 2023年3月11日 14:33 ]

「サンドウィッチマン」の伊達みきお(左)、富澤たけし
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 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」が11日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)に、宮城県気仙沼市から中継で出演した。

 この日は東日本大震災の発生からちょうど12年。2人はテレビ番組のロケ収録中に、気仙沼で被災しており、それ以来、震災の日には同市を訪れている。2人がパーソナリティーを務める同局「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」生出演を前に、現場から中継で出演し、和田アキ子らとトークした。

 現地の様子を聞かれた伊達みきおは「ものすごく天気がよくて、花粉が非常に舞っております。鼻も…涙出っぱなしです」と、花粉症に悩まされていることを告白。相方の富澤たけしは「伊達がずっと泣いてます」とボケた。

 富澤は花粉症の症状は出ていないようで、伊達から「鈍感なんです。こういうの、富澤さんは」といじられたが、「弱いんです。伊達は」と返し、軽妙なやりとりで笑わせた。

 震災当日の話になると一転、真剣な様子で振り返った。伊達は「地震は海の目の前で受けまして。立っていられないような地震でしたけど、高台に僕らはスタッフの指示で逃げました」と告白。この日は、自分たちの命を救ってくれたその高台からの中継だった。

 「12年前の3月11日は、ものすごく寒くて、雪が舞っていたんですよ」。震災から12年のこの日は暖かな陽気に包まれ、「12年後、こんなに、Tシャツでもいいくらい天気もよくて、花粉が舞っていて、本当に同じ日なのかなという感覚です」としみじみ語った。

 安波山から見る当時の景色を、「津波が沖から来るのを見ているしかなかった。家がのみ込まれて、車がのみ込まれてという状況だった」と振り返った。12年たった同じ場所からの景色は一変したといい、「今は建物も立派になりまして、見事に復興しておりまして、ここに津波が来たのか?本当に、という状況です」と説明。「皆さんのおかげでございます」と、復興への様々な支援に感謝していた。

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2023年3月11日のニュース