狩野英孝 実家の神社を継ぐ決意の理由「地元で守ってきた神社、どうなるんだろなって」

[ 2023年3月11日 17:50 ]

狩野英孝
Photo By スポニチ

 お笑いタレント狩野英孝(41)が、11日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey~土曜日のエウレカ」(土曜後5・00)にゲスト出演し、神主資格を取得したいきさつを明かした。

 実家は宮城県で1500年の歴史がある神社で知られ、狩野は39代目。小さいころから、神社を継ぐよう言われていたという。「ずっと子供のころから“やれよ。あなたは高校卒業したら国学院大学神道科。神社推薦というのがあって、推薦していただけるから、そこに行って神主の資格を取って、宮城に帰って、やりなさい”と言われてたんですよ」。しかし、狩野は親の意思に反発するように、「“俺はあきらめてくれ”という意味で、髪を金髪にして高校時代にバンドやってたり」と、自分の思い描いた青春を送った。

 お笑い芸人になったのも、神職に就かないという意思の表れだったという。「東北にあまりお笑いを見る文化がなくて、芸人とか好きは好きだったんだけど、やったらあきらめてくれるんじゃないかというのもあって。やったら、だんだんだんだん“神主やりなさいよ”と言われなくなったんですよ」。ところが、ここで狩野の心には不思議な感情が目覚めたという。「言われないと、“やんなくていいの?”っていう。不思議とそうなってきて」と明かした。

 地元への思いも、神職を志す理由の一つだったという。「自分が年を取って、地元に帰るたびに、自分の親も含め、みんなを年を取っていって、“あれ?ここ地元で守ってきた神社、どうなるんだろな。俺、やらなかったら”って思って。責任感がやっぱり出てきて」と、率直な気持ちを語った。今では「七五三だったり、お祭りだったり、年末年始は帰ってやらせていただいてますね」と、芸人との二足のわらじで活動しているという。

 2014年に資格を取得。本来は大学で4年間かけてみっちり学ぶ神道を、狩野は2カ月の超短期コースで詰め込んだという。「毎日テストがあります。昨日、勉強習ったやつが今日テスト。今日習ったやつは明日テスト。とんでもないスケジュール。そこに落ちると“じゃあもう来なくていいですよ”と。結構厳しくて。その時は芸能界の仕事をお休みさせていただいて、行ってきましたね。もう大変…大変なのは当たり前ですけど」と、勉強漬けの日々を振り返っていた。

続きを表示

2023年3月11日のニュース