鈴鹿央士 初々しさ全開スピーチ「どうやって締めればいいですかね?」 川口春奈も笑み

[ 2023年3月7日 18:18 ]

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/第28回AMDアワード」授賞式に出席した、川口春奈(右)と鈴鹿央士
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 優秀なデジタルコンテンツの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/第28回AMDアワード」の授賞式が7日、東京・帝国ホテルで開かれ、女優の川口春奈(28)、俳優の鈴鹿央士(23)が出席した。

 川口が昨年、主演したフジテレビ系連続ドラマ「silent」が、優秀賞、AMD理事長賞を受賞。作品を代表して、劇中で“現在の恋人同士”を演じた2人が登壇した。

 川口演じるCDショップ店員の青羽紬が、突然、姿を消した元恋人の佐倉想(Snow Man目黒蓮)と再会。難病の「若年発症型両側性感音難聴」を患う想に寄り添い、音のない世界で2人の物語を再び紡いでいく。切なくも温かい恋物語は、大きな反響を呼んだ。

 毎週、放送が終わるたびに、ツイッターの世界トレンドで1位を獲得。全11話の見逃し配信は6191万回と、過去最高を記録するなど、デジタルコンテンツ史に残る大ヒットを記録したことが評価された。受賞理由について主催者は「声がなくても愛が伝わる設定と演出、事情が分かる前と前に戻って見たくなる伏線、回収など、今の若者の空気感をオリジナルドラマとして見事に描き出した」と説明した。

 あいさつを求められた鈴鹿は、初々しさ全開のスピーチを披露した。「『silent』という作品は、現場にいるスタッフさん全員がこの作品を愛して下さって、その愛が見て下さる皆様に伝わったのかな」。その後、言葉に詰まり、「どうやって締めればいいですかね?」と照れ笑いを浮かべ、会場には笑いが。川口も微笑みながらその様子を見守っていた。

 場内を和やかな雰囲気に包んだ鈴鹿は、「これからも、僕個人の話はしないでおきます。この場を借りて、『silent』を愛して下さった皆さまにお礼を…します!」と感謝の言葉を重ねた。

 「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/AMDアワード」は、1995年から開催されているデジタルコンテンツの年間表彰。今回は昨年中に発売、発表された、デジタル技術を駆使した国内のコンテンツ、サービスから選出された。

 大賞に当たる総務大臣賞は「FIFAワールドカップ カタール2022 ABEMA全64試合無料生中継」(ABEMA)が受賞。年間コンテンツ賞「優秀賞」には、ウタ(歌手)、「ELDEN RING」(テレビゲーム)、「きつねダンス」、「silent」、「SPY×FAMILY」(テレビ東京系アニメ)、「世界陸上オレゴン大会でのXRスタジオ」(TBS系)、「ファスト映画アップローダーに対する損害賠償請求訴訟の勝訴判決」(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)、「FIFAワールドカップ カタール2022 ABEMA全64試合無料生中継」、「ぷにるんず」(タカラトミー玩具)、「VOICEVOX」(テキスト読み上げソフト)がそれぞれ選ばれた。

 新人賞に当たる江並直美賞は映像作家の藤井亮氏、リージョナル賞は「30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート」が受賞した。

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