4月開始「らんまん」ディーン・フジオカ 7年ぶり朝ドラ凱旋「光栄」坂本龍馬役“恩人”五代さまと親交

[ 2023年3月7日 10:00 ]

4月3日スタートのNHK連続テレビ小説「らんまん」に坂本竜馬役で出演することが決まったディーン・フジオカ。朝ドラ出演は約7年ぶり2作目となる
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 俳優の神木隆之介(29)が主演し、4月3日にスタートするNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)に、俳優のディーン・フジオカ(42)が幕末の志士・坂本龍馬役で出演することが決定し7日、同局から発表された。ディーンの朝ドラ出演は“五代さま”こと実業家の五代友厚役を好演し、海外からの“逆輸入”ブレークを果たした2015年後期「あさが来た」以来、約7年ぶり2作目。「五代さんとも親交がある坂本龍馬を演じさせていただけたことをとても光栄に思います」と感激。番組公式ツイッターなどでも舞台・高知の偉人・坂本龍馬とジョン万次郎のドラマ登場を告知済みで、キャストに注目が集まっていた。遭難してアメリカに渡った土佐の漁師・ジョン万次郎役は歌手の宇崎竜童(77)が演じる。

 現在放送中の「舞いあがれ!」に続く朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は07年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 江戸時代末期の文久2年(1862年)3月、全国に尊王攘夷の機運が高まる中、坂本龍馬が土佐藩を脱藩。そのわずか1カ月後、同じ土佐の地、酒造業を営む裕福な商家に待望の男の子が誕生した。のちの天才植物学者・槙野万太郎――。

 ディーン演じる坂本龍馬は、幼い万太郎が運命の出会いを果たす相手。幼い万太郎にとっては天狗に見えてしまう。

 ディーンは「自分にとってそれまで縁が遠のいていた母国・日本に、本当の意味で帰国するきっかけを作ってくれた恩人が五代友厚でした。その五代さんとも親交がある坂本龍馬を演じさせていただけたことをとても光栄に思います」と朝ドラ凱旋と龍馬役に喜び。

 「天狗役を演じるにあたり、坂本龍馬らしい印象強い土佐弁と、おおらかな性格を意識して演じさせていただきました。主人公の万太郎が植物学の道を進むきっかけとなる重要なシーンに登場しますので、是非ご期待ください」とアピールした。

 「あさが来た」においては、16年1月の退場時に“五代さまロス”を生むなど大人気。作品を牽引した。

 高知の自由民権運動家役の声優・宮野真守、高知の呉服商「仙石屋」の主人・浜村義兵衛役の歌手・三山ひろし、大畑印刷所の工場主の妻・大畑イチ役の女優・鶴田真由が朝ドラ初出演。東京大学植物学教室の初代教授・田邊彰久役を俳優の要潤、東京大学植物学教室の助教授・徳永政市役を俳優の田中哲司、大畑印刷所の工場主・大畑義平役を俳優の奥田瑛二が演じる。

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2023年3月7日のニュース