サザンの原由子が鎌倉で13年ぶりに単独ライブを開催 夫の桑田佳祐もサプライズ登場してデュエット

[ 2023年3月7日 21:00 ]

13年ぶりのソロライブを開いた原由子
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 サザンオールスターズの原由子(66)が6、7日の2日間、神奈川県鎌倉市の鎌倉芸術館で13年ぶりの単独ライブを行った。

 マスク着用での観客の声出しが解禁。7日の公演では、原は「原坊~!」などと歓声を浴びならステージに登場した。13年前のライブも同会場で行っており「13年ぶりに戻って参りました。みなさんと一緒に楽しいひとときを過ごしたい」と笑顔を見せた。
 自身がボーカルを取ったサザンの名曲「鎌倉物語」(85年)でスタート。透き通る少女のような歌声は健在で、観客は気持ちよさそうに聴き入った。

 横浜市生まれの原だが、隣の鎌倉市に親戚がいたため幼い頃から親しんできた場所。夫の桑田佳祐(67)も鎌倉学園高出身と、夫婦そろって鎌倉になじみがある。トーク中にも「大仏とかいいですよね。長谷寺も大好きで」と鎌倉が好きな一面を見せていた。

 昨年10月に発売された31年ぶりのソロアルバム「婦人の肖像(Portrait of a lady)」の楽曲を中心に22曲を披露。本編の終盤には同アルバムのリード曲「鎌倉 On The Beach」。「鎌倉物語」の続編を描くように作られた歌で、鎌倉の“ご当地ソング”を2曲歌唱した。

 アンコールではサザンの人気曲「私はピアノ」(80年)を歌って観客を沸かせた。最後には桑田もサプライズ登場し、原をねぎらうように花束を手渡した。2人で橋幸夫&吉永小百合の名曲「いつでも夢を」を夫婦で仲良くデュエットし、大きな拍手が送られた。

 桑田が「原由子の夫でございます」と言えば、原が「桑田佳祐の妻です」と息ピッタリのやりとりを繰り広げた。気をよくした桑田が「竹内まりやさんです!」とジョークを飛ばすと、原も「(山下)達郎の妻です」とボケで返すなど、夫婦漫才のような展開に1500人の観客は大爆笑した。

 新アルバムの制作や今回のライブの選曲、リハーサルなどは桑田が中心となってサポート。二人三脚で進めてきた。桑田は「良い季節に鎌倉で。あなた幸せだよ。すばらしいお客さんだし」としみじみ。13年前のライブにも桑田は飛び入りで出演。その後に大病を患っており、原は「今回はそういうことがないようにね」と願いを込めた。

 サザンは6月25日にデビューから丸45年を迎える。今後の活動については何も発表されていないが、原は「サザンオールスターズもよろしくお願いします」と呼びかけた。

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