柳澤秀夫氏 山場控える岸田首相のもくろみに待った「国民の声を読み違えると、とんでもない代償を」

[ 2023年1月5日 18:45 ]

フジテレビ社屋
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 ジャーナリストの柳澤秀夫氏が5日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、内閣支持率の低迷が続く岸田文雄首相の2023年を占った。

 番組では、岸田首相が今年、乗り越えなければならない山場として、23日召集の通常国会、4月の統一地方選と衆院補選、議長国を務めるG7サミットの3つを挙げた。結果次第では、岸田首相に対する党内の不満が噴出する可能性があると指摘した。

 また番組では、就任当初は「聞く力」をアピールしていた岸田首相が、実は頑固な性格であると紹介した。今後の岸田首相について、柳澤氏は「ますます頑固になるでしょうね」と指摘。「G7で何があっても成功したということをアピールして、その後は解散カードを手にしているわけですから」と、その理由を説明した。

 地元・広島で行われるサミットを成功に導けば、その後は岸田首相が思うままに政権運営を進める可能性があるという。柳澤氏は「伝家の宝刀を持っているわけですから、これをちらつかせれば、水戸黄門の印籠と一緒ですよ。みんな“はは~”ってなるわけですから。自分の都合の良いタイミングで解散カードを切る。そういう意味ではもっともっと頑固になるだろうし、岸田カラーを一番出しやすいタイミングになっていくんじゃないですかね」と予測した。

 柳澤氏の指摘に、榎並大二郎アナウンサーは「それが意固地という方向じゃなくて、ちゃんと信念を貫くという形でね…」と、願望も込めてチクリ。すると、柳澤氏は「国民の声、国民の思いを読み違えると、とんでもない代償を払うことになる」と警鐘を鳴らした。

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2023年1月5日のニュース