辛坊治郎氏 少子化対策に持論 N分N乗方式が効果的「子供を持とうというモチベーションが上がる」

[ 2023年1月5日 18:51 ]

辛坊治郎
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 キャスターの辛坊治郎氏(66)が5日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。少子化対策について、スローガンだけでは物足らないと言わんばかりに言及した。

 岸田文雄首相が4日、三重県伊勢市で年頭の記者会見で、重点政策とし、日本経済の新しい好循環の基盤づくりとともに「異次元の少子化対策」を挙げた。掲げられた3本柱について「ちょっと曖昧というか、抽象的ですね」と指摘した。

 また、東京都が4日に示した少子化対策として、都内の0~18歳を対象に1人当たり月5000円程度の給付。これについては「年間6万円」とし「これで、ん…子供が3人いれば月額15000円。東京に引っ越して来ようかなと、いう人もいるかもしれないですけども。ところがそうやって東京に来たら、これまた別のことでお金がいっぱいかかるわけで…」と分析した。

 さらに「東京都の話はかなり具体的なんだけども、政府の方の話は今のところ抽象的なんだけど。少なくとも(異次元の少子化対策の)3本柱を見る限り、全く本気じゃないね、ということが分かります」と持論を展開した。続けて「劇的に、少子化対策で、本気で子供を増やそうと思うなら対策っていくつかあるんですよ。絶対効くやつが」と言葉に力を込めた。

 「フランスが大成功したんだけど」と前置きし、出生率回復に寄与した方法として「税制のN分N乗方式が決定的に効いているんですよ」と話した。「子供を持とうというモチベーションが極めて上がる」とし、子供の多い世帯ほど所得税が軽減される「N分N乗方式方式」が効果的だと投げかけた。

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2023年1月5日のニュース