綾小路翔 厳しかった亡き父へ「ありがとうって思った」こと 「僕は卑屈。ずっと辛かった」そのワケ

[ 2022年12月10日 15:35 ]

「氣志團」の綾小路翔
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 人気ロックバンド「氣志團」のボーカルの綾小路翔(年齢非公表)が9日放送のTBS「A STUDIO+」(金曜後11・00)に出演。亡き父への感謝を語った。

 音楽活動を始める時、家族からの反対はなかったかと聞かれ、「全然なかったんです。でも、母はジャニーズが大好きで。さわやかイケメンが大好きなので、いつもそんな太いパンツ変だよとかヒガシみたいな恰好しなさいとか言われてましたね」と苦笑。「反対されなかったけど、応援もされなかった感じで。ギター買ってくれって言った時も、やるのは自由だけどそんなお金ない。どうぞご自由にと」と自分でお金を貯めるしかなかったと語った。

 サッカー選手だった父はすでに他界。「父はすごく厳しくて。言葉遣いとか生活態度とか箸の持ち方とかが厳しくて。ちゃんとやらなかったらご飯粒全部移し終わるまで食べちゃダメとか。でも、おかげで番組ゲストに出た時に、お箸の先生に“今まで会った中で一番うまい”って褒められたので、お父さんありがとうって思いました」と感謝した。

 「父はサッカーしかやってこなかったのに、とにかく僕らには勉強しろと。お年玉とかクリスマスプレゼントは辞書だったりしましたから。でも今思えば、父はサッカーしかしてこなくて全国準優勝して、サッカーで就職したんですよね。でも病気でサッカーができなくなって。たぶん、こんなに頑張ってても一生食ってけるかどうかわからないから勉強しろってことだったんじゃないかなと。音楽やってもいいけど、やることやらないとまずいんじゃないって」としみじみ。

 「僕は卑屈なタイプなので、憧れの人がたくさんいたんだけど少しマネをすると才能がないことに気づいて、両親に文句言ったりして。ずっと辛かったです。人のことをねたんだり、そねんだりばっかりだったんですけど、唯一僕は誰に負けないものをもらったかもと思ったのは、出会いの運というか。ほんと僕みたいな者が出会えるわけがない方に見つけてもらったり、拾ってもらったりが子供の頃からあったのかなと思います」と人に恵まれたことにも感謝していた。

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2022年12月10日のニュース