テレ東「キス×kiss×キス~メルティングナイト~」実体験のその先を妄想しエピソード制作

[ 2022年12月10日 05:05 ]

テレビ東京のドラマ「キス×kiss×キス~メルティングナイト~」。キスシーンだけで視聴者の心を掴んでいる(C)テレビ東京
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 テレビ東京の「キス×kiss×キス~メルティングナイト~」(水曜深夜1・00)は、劇のほとんどがキスシーンという斬新なドラマだ。キスばかりなのに、どうして飽きさせず視聴者の心をつかんでいるのだろうか。

 正井彩夏プロデューサーは「キスシーンが長い分、その余白があるからこそ楽しんでいただけているのかもしれない」と分析。見ながら「私もされたい」と憧れや癒やされる人や、「いや、長すぎるでしょ」「こんなこと現実にはないよ」とツッコミを入れる人など、同じ映像でもさまざまな楽しみ方がある。

 エピソードはドラマスタッフたちの実体験や、その経験の先を妄想して作られている。恋愛作品にありそうなベタな設定にすることもある。男女それぞれの目線からシチュエーションを吟味する会議は飲み会のような盛り上がりになるという。練りに練ったエピソードでさまざまな角度から視聴者を楽しませている。正井さんは「一話で話が完結しているので、好きなタイミングで、どこからも見ても楽しめるのもこの作品の魅力」と胸を張った。

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