舟木一夫「卒業なんて考えてない」12日に78歳 まだまだ歌う! 60周年記念公演1月から30公演

[ 2022年12月10日 04:57 ]

芸能生活60周年記念コンサートを開催する舟木一夫
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 歌手の舟木一夫(77)が9日、東京・新橋演舞場で芸能生活60周年記念コンサートを前に取材に応じた。1963年に卒業ソング「高校三年生」でデビューし、昭和歌謡の「御三家」として長年愛され続ける舟木。「あっという間の60年。まだ卒業なんて考えてないよ」と歌い続ける決意を口にした。

 60周年の節目として、今年1月から27カ所30公演のスペシャルコンサートを開催。今回はその締めくくりに当たり、10日から21日までのロングライブとなる。さらに3日ごとに曲目を替え、全4パターン構成で展開。歌唱する曲数は、全て合わせ330曲にもなるという。気力体力が問われるが「あえて自分に負荷をかけた。これがこなせれば80歳でも現役が見えると思いますし、最強のコンサートになると感じます」と白い歯を見せた。

 「御三家」としてともに活動した西郷輝彦さん(享年75)が今年2月に他界。「今年一番きつかったことは、輝さんが旅立ったこと。僕が現役の間は、輝さんのことは過去にならないし、ともに歌っているようなつもり」と目頭を熱くした。さらに橋幸夫(79)も来年5月3日、自身80歳の誕生日を機に歌手活動の引退を表明。「一人残っちゃったけど、やるしかねぇだろ!という気持ちです」と覚悟を示した。

 この日は「気に入って買った」という黄色と黒のダメージジャケットで登場。細身のデニムと合わせ、12日に78歳になるとは思えないほど、若々しいスタイルを見せた。今月7日には、4年ぶりの新曲「湖愁」を発売。精力的に活動を続ける。「デビューした時は、60年後も歌っていると思わなかった。好きなことを続ける幸せを、これからもかみしめたい」。少年のような瞳で、真っすぐ前を見据えた。

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2022年12月10日のニュース