市川海老蔵が父子3人で團十郎襲名前にイベント参加「やっとという思い」

[ 2022年10月15日 19:09 ]

<市川團十郎白猿襲名・市川新之助初舞台記念企画>笑顔でフォトセッションに応じる(左から)堀越勸玄、市川海老蔵、市川ぼたん (撮影・白鳥 佳樹)
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(44)が15日、東京・墨田区の東京スカイツリーで長男・堀越勸玄くん(9)、長女・市川ぼたん(11)とともに「スカイツリー点燈(てんとう)式」に参加した。観衆のカウントダウンに合わせて父子3人で点灯ボタンを押すと東京スカイツリーが市川團十郎家縁の「柿色」に染まった。

 11月、12月に東京・中央区の歌舞伎座で行われる自身の十三代目市川團十郎襲名披露興行と勸玄くんの八代目市川新之助初舞台を記念して実施されたイベント。「やっとという思いでありますし、大変うれしく、緊張感を持って過ごしております」と海老蔵は襲名を約半月後に控えた今の心境を語った。当初は2020年5月に同じ歌舞伎座で十三代市川團十郎襲名披露歌舞伎を上演する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期になっていた。

 この日は大名跡を継ぐ父とともに、市川新之助として初舞台を踏む勸玄くんから「けがなく安全に楽しく過ごしてもらいたいと思います」とエールを送られ、父親の顔で笑みを返す場面もあった。

 柿色点灯の後、海老蔵は古来、五穀豊穣(ほうじょう)を祝う舞「三番叟(さんばそう)」を披露し、盛んな喝采を浴びた。

 東京スカイツアーでは今年5月にも同塔開業10周年記念祭典に参加し、自立式電波塔としては世界一の高さを誇る地上634メートルの頂上部で、見ると一年間無病息災で過ごせるという市川團十郎家相伝の「にらみ」を披露している。

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2022年10月15日のニュース