亀梨和也「鳥かごに入っている気分」 追い詰められた日々から救ってくれた思い出グルメと再会

[ 2022年10月15日 17:03 ]

KAT―TUNの亀梨和也
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 「KAT-TUN」の亀梨和也(36)が、15日放送のTBS系「復活!ロストグルメ~スターを救ったあの一皿~」(後2・00)に出演し、スター街道をひた走る中で心のよりどころにしていたグルメとの再会を果たした。

 人生を語る上で欠かせないが、今は様々な理由で食べられない一品を復活させる番組。亀梨が選んだのは、東京・代官山にあった飲食店「トムスサンドウィッチ」のサンドイッチだった。

 亀梨は19歳だった05年、「ごくせん」「野ブタ。をプロデュース」と、主要キャストで出演したドラマが軒並み大ヒット。トップアイドルの仲間入りを果たした。しかし、たまのオフに外出すると、週刊誌などのパパラッチのターゲットになった。「事あるごとに常に誰かに追われていたり、鳥かごの中に入っている気分というか。外に気軽に行けなくなった」。ある時は、コンビニで買った品物さえ記事になったという。「あ~、ネギ買いたいけどなあ…。ネギ(が袋から)はみ出るよなあ」。自由を犠牲にする日々で、精神的に追い詰められていたという。

 そんな亀梨にとって、気分転換になったのが、友人に誘われて行った代官山の高級サンドイッチ店だった。2000円を超える値段に驚きつつも、人気No・1メニューの「キャベツ&ベーコン」にかぶり付くと、「え!?サンドイッチってこんなにおいしいの?」と大感激したという。

 その後も私生活を追い回される日々だったが、サンドイッチが癒やしに。「素でいられる場所を外にまだ作り出せていなくて。自分というものと向き合う、今思うとそういう時間を提供してくれた」と振り返った。

 店は19年に閉店。亀梨は自作に挑戦したものの、キャベツの火の通り具合やバター、にんにくの香りなど、マスターの作ったものとは「何か違うんですよね…」と再現には遠かったという。

 マスターの佐藤友紀さんは閉店後、一家で広島県尾道市へ移住していた。亀梨のことも覚えており、「好青年。まさに好青年」と当時の印象を口にした。亀梨は店を訪れるたびに、「ごちそうさま」「おいしかったです」と丁重にお礼を伝えていたという。

 佐藤さんの厚意で、サンドイッチの再現だけでなく、レシピも紹介。思い出グルメにありつけた亀梨は「う~ん、最高です」と幸せそうな表情を浮かべていた。佐藤さんが現在、尾道市に店をオープンしていると聞くと、亀梨は「え?尾道!?絶対に行きます!」と誓っていた。

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2022年10月15日のニュース