名越健郎氏 ウクライナ侵攻を止める“2つの方法”「最後はやっぱりバイデン大統領が」

[ 2022年10月12日 16:11 ]

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 ロシア研究が専門の拓大海外事情研究所の名越健郎教授が12日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。先進7カ国(G7)首脳が日本時間11日夜、オンライン形式の緊急会合を開き、声明で、ロシアが報復と位置付けるウクライナ全土への一斉攻撃を「最も強い言葉」で非難したことに言及した。

 声明では「市民への無差別攻撃は戦争犯罪となる」と訴え、核兵器使用は「深刻な結果を招く」とけん制。南部ザポロジエ原発の安全確保を目指す国際原子力機関(IAEA)の取り組みを支持すると表明した。G7首脳はプーチン氏らの責任を追及すると強調し、岸田文雄首相は会合で「核兵器による威嚇も使用もあってはならず、ウクライナを新たな被爆地にしてはならない」と訴えた。

 名越氏は「この戦争を終わらせる方法は2つしかないと思うんですね」とし「1つはプーチンが退陣すること。プーチンの戦争だからプーチンが辞めたら自然に停戦の方向に行くと思うんですね。もう1つはプーチンを説得すること。だけど、国内ではそういう人はいないわけで、最後はやっぱりバイデン大統領が出て行って直接談判するしかないのかなという気持ちもする。ただバイデン大統領もそんなに対話に乗り気じゃないですからね」と自身の見解を述べた。

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2022年10月12日のニュース