「百花」川村さんに監督賞 サンセバスチャン国際映画祭、日本人初受賞

[ 2022年9月25日 06:49 ]

映画「百花」の完成披露試写会に出席した(左から)川村元気監督、長澤まさみ、菅田将暉、原田美枝子、永瀬正敏
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 スペイン北部サンセバスチャンで24日、第70回サンセバスチャン国際映画祭の授賞式が開かれ、コンペティション部門で「百花」の川村元気監督(43)が監督賞を受賞した。日本人の同賞受賞は初めて。

 「百花」は川村監督の初の長編監督作品。小説家でもある川村監督が自身の同名著書を映画化した。認知症を患い記憶を失っていく母と、介護をしながら思い出をよみがえらせる息子の姿を描く。原田美枝子と菅田将暉が主演し、日本では今月9日に公開された。

 川村さんは映画「告白」「悪人」「君の名は。」などの製作者としてもキャリアを積んできた。

 サンセバスチャン映画祭は欧州でカンヌ、ベネチア、ベルリンの三大国際映画祭に次ぐ水準の知名度を持つ。今回、コンペティション部門は17作品で競われた。(共同)

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