北村義浩氏 日本でマスクが外せるのはコロナ収束の「来年の春」 第8波は「11月ぐらいから」

[ 2022年9月25日 15:46 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 感染症学の専門家で長野保健医療大学特任教授の北村義浩氏が25日、TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にVTR出演。日本でマスクを外せるようになる時期について言及した。

 新型コロナウイルスに関し、WHOのテドロス事務局長は14日、前週1週間の死者数が20年3月以来、最低になったとした上で、「パンデミックの終わりに向けては、かつてなく良い状況だ。まだその段階ではないが、兆しは見えてきている」と述べた。

 現在、日本と海外ではマスク着用に差がある中、番組は北村教授に日本でマスクを外せるのはいつになるのかを質問。北村教授は「マスクがいつ外せるかっていうのは、パンデミックがいつ終わるかっていうのとほぼ同じだと思うんですよね」とし、「一応、来年の春には、4月、5月には収束するのではないかと思う」と述べた。

 理由については3つあるとし、1つ目は「飲み薬なんかが新しく登場するんじゃないかということですよね。今よりもなおさら治りやすい病気、あるいは重症化しづらい病気になるという事ですよね」とした。2つ目は「今オミクロン対応ワクチンなんかが登場してきましたけれども、ワクチンが少しずつ今の実情にあって皆さん免疫を持ちやすくなってくるっていうことですよね」、3つ目は「ウイルスも、今後変化するにしてもいくらか弱い方向に変化するだろうから、重症化しないということで安心できるという事ですね」と明言。「この3つの理由で来年の4月に収束が確実になるんじゃないかなと思います」と続けた。

 また、第7波が収束しつつある現在、第8波がやってくるのかについて北村教授は「第8波は必ず来ます」と断言。「私は大きな波になると思うけれど、11月ぐらいからはやりはじめて、12月の忘年会、年末年始の帰省なんかで移動する。この冬はおそらく夏と同じような形で政策的に抑え込まない可能性があるので、そうすると流行としては大きな流行になるんじゃないですかねっていう」と予想した。
 

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2022年9月25日のニュース