古舘伊知郎　安倍元首相銃撃に「こんなとんでもないことを絶対に起こしてはいけない」

古舘伊知郎
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　フリーアナウンサー・古舘伊知郎（67）が8日、自身のYouTubeチャンネルを更新。同日午前11時半ごろ、奈良市内の路上で街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相（67）が、不審な男に背後から銃撃された。奈良県警が男を取り押さえた。

　この動画は同日17時ごろに収録された。古舘は「安倍元総理というのははっきりいえば大変な権力者です」と話した上で「勝手な想像ではありますがこういう権威ある人をこうやって狙うということはあえて言えば日本という国を暗殺しようとした」と話した。

　「こんなとんでもないことを絶対に起こしてはいけない。日本を暗殺しようなんて起きていいわけがない。だからこそ民主主義に乗っ取って参院選の2日前に起こってしまいましたが投票にいかないといけないです」とつづけた。

　そして今回の銃撃事件での警備の問題についても「少なくともSPの人は数人いた。結果的に安倍元総理の後ろががら空きになってる。安倍元総理が演説を始めた無防備の背中に向かって10メートル弱手前から容疑者は撃ったわけです。警備の問題などもあるだろう。ここからきちっと正していかなければならない」と言及した。そして「言論負圧は絶対に許さないといけない」と強く語り、一命を取りとめることを願ったがその願いは叶わなかった。

　奈良市消防局などによると、安倍氏は血を流して倒れ、橿原市の奈良県立医大病院に救急搬送されたが、心肺停止状態が続き午後に死亡が確認された。