藤井王将 8日から6冠ロード 棋王戦挑戦者決定Tで渡辺棋王への挑戦権目指す

[ 2022年7月8日 05:30 ]

藤井聡太棋聖
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 将棋の藤井聡太王将(19、写真)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=は8日、東京都渋谷区の将棋会館で行われる第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦で中川大輔八段(53)と対戦する。同トーナメントを制すれば来年2月開幕予定の5番勝負で渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権を獲得する。

 今年2月の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で5冠となった藤井。22年度は王座戦、棋王戦を加え最多で7冠になる可能性があった。しかし王座戦は5月6日の挑戦者決定トーナメント初戦で大橋貴洸六段(29)に敗退。今回の棋王戦は年度内6冠挑戦への第一歩となる。

 棋王戦と藤井はいまひとつ相性が悪い。初挑戦だった第43期(17年)以降、挑戦者決定トーナメント初戦を突破したのは昨期だけ。第45、第46期は同トーナメント進出すら果たせなかった。初手合となるベテランの中川を下しても次戦は王将4期、棋王3期を誇る久保利明九段(46)が待っている。6冠ロードは決して平たんではない。

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2022年7月8日のニュース