乙武洋匡氏、安倍元首相襲撃事件に言及「これを認めれば、暴力を奮った者が勝つ社会に。許してはならない」

乙武洋匡氏
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　東京選挙区に無所属で立候補した作家の乙武洋匡氏（46）が8日、自身のYouTubeチャンネルをを更新。自民党の安倍晋三元首相が襲撃された事件について緊急声明を発表した

　安倍元首相は8日午前11時半ごろ、奈良市内の路上で街頭演説をしていた際、不審な男に背後から襲われた。奈良県警が男を取り押さえた。奈良市消防局によると、奈良市内で襲われた安倍晋三元首相は意識不明の状態で、心肺停止とみられる。

　乙武氏は、この事件について「本当に言葉が見つからないほどの憤りの感情でいっぱいです。みなさん、それぞれの政治思想で“自民党が嫌いだ”という方もいらっしゃる方もいるかもしれない。でも、それとこれとは別です。価値観が合わないからといって、命を奪おうとすることなど、絶対にあってはなりません」と、自身の思いを語る。

　「今回の事件を認めてしまえば、力の強い者が勝ち、暴力を奮った者が勝つ社会になってしまう。これだけは許してはなりません。それが民主主義の基本であるはずです。心から安倍晋三元首相の回復をお祈りするとともに、私も民主主義を守るために行動していきたいと思っております。みなさんもぜひ声を上げて欲しい」と、呼びかけていた。