松田優作さん三十三回忌 龍平・翔太・ゆう姫が“最初で最後”天国の父へメッセージ

[ 2021年11月6日 19:00 ]

松田優作さんのパネルとともに笑顔で写真に納まる。妻で女優の松田美由紀=撮影・渡邊俊夫(提供写真)
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 1989年11月6日に亡くなった俳優・松田優作さん(享年40)の三十三回忌法要が6日、東京・築地本願寺で営まれた。妻で女優の松田美由紀(60)長男の俳優・松田龍平(38)次男の俳優・松田翔太(36)長女でアーティストの松田ゆう姫(ゆうき、33)ら家族、親族と女優の原田美枝子(62)俳優の寺島進(57)俳優の水谷豊(69)ら60人が参列した。

 施主を務めた美由紀は「亡くなって32年。生きている時も亡くなってからも、これほどまで長く愛され続ける男だったんだと、改めて優作の偉大さを実感し、そして本当に感謝しています。家族の愛があるからこそ、頑張ってこれました。そしてファンの皆様に助けて頂きました。これからも、松田家をどうぞよろしくお願いします」とあいさつした。

 3きょうだいの龍平、翔太、ゆう姫も所属事務所を通じてコメントを発表。天国の父への思いを述べた。優作さんに関しての3人のコメントは最初で最後になる。

【松田龍平コメント】
優作、いつも見守ってくれてありがとう。
新しい家族も増えたし、ちゃんと報告しないとね。
それから美由紀さん。
おつかれさま!
長い間、優作を、家族を大切にしてくれてありがとう。
皆様に末長く幸せが訪れますように。

【松田翔太コメント】
四歳の頃から葬式に法事と、いつも弔いの儀式が苦手でしたが、それは父親に会う、向き合う時間だったからなのだと思います。この度三十三回忌になり、長い時間が経ちました。不思議と感覚が変わっている自分がいて、今は真っ直ぐ自分の父親に向き合える気がしております。美由紀さんには、優作さんの伴侶として母親として、たくさんの愛をいただきました、自分はしっかり2人の両親に育てられたんだなと心から感謝してます。ありがとうございます。みんなが幸せになりますように。愛に包まれますように。

【松田ゆう姫コメント】
父は、私が記憶にもないほど幼い時に他界したので、子供の頃から周りで話される父の話は、私にとっては全く実感のない、まるで幻のように感じていました。存在のないものに想いを馳せるのはなんだか変な気持ちです。 “松田優作”ではなく、私には父が必要なのに。と思うこともありました。でも母の中に確かに存在していた父の話を聞くと、愛おしさと尊敬を感じ、いつも心のどこかで繋がっていると思え、とても幸せです。

<主な参列者>
【家族・親族】松田龍平、松田翔太、松田ゆう姫、松田茉愛羅、松田梢、熊谷真実 【ゆかりの人々】原田美枝子、寺島進、水谷豊、リリー・フランキー、村川透、黒田征太郎、奈良敏博、李世福、林海象、筒井ともみ、渡邉俊夫、舞台仲間ら

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