ビキニフィットネス「新世代エース」ダンシーあずさ 亡き父の思い胸に…絶対女王へ挑む

[ 2021年11月6日 10:00 ]

ビキニフィットネスで悲願の日本一を目指すダンシーあずさ(C)TBS
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 ビキニフィットネスの日本一を目指すダンシーあずさ(31)が6日放送のTBS「バース・デイ」に出演。2週に渡って放送する前編では、亡き父の思いを胸に悲願の日本一を目指す道のりに迫った。

 肉体を極限まで鍛え上げ、筋肉の大きさを競うボディビルとは対照的に、女性らしい丸みのある健康的な筋肉、曲線的な美しさが求められるビキニフィットネス。そのため、プロポーション、メイクなども審査の対象となり、究極の美が求められる。そのビキニフィットネスで新世代のエースと言われるのが身長161センチ、体重48キロ、体脂肪率は11%という抜群のスタイルを誇るダンシーだ。

 ダンシーの競技歴は4年。始めて2年目に身長・年齢で分けて行う階級別で優勝。しかし、全ての階級が参加できる無差別では2年連続2位。立ちはだかったのは絶対女王・安井友梨(37)。長年、日本のビキニフィットネスをけん引してきた第一人者だ。

 絶対女王を倒して今年こそ悲願の日本一へ、ダンシーには負けられない理由があった。それは、昨年、新型コロナウイルスに感染し、66歳で亡くなった父・康治さんとの約束があった。ダンシーがビキニ競技を始めた当初、康治さんは水着で人前に出る競技に抵抗があったものの、本気で日本一を目指すダンシーを誰よりも応援し、トップを目指せと伝えてきた。

 一番の理解者であり、背中を押してくれた康治さんは昨年8月にコロナに感染し、入院。その1カ月後に息を引き取った。康治さんに日本一になった姿を見せることがかなわなかったダンシーは「その時に初めて競技とかどうてもいいっていうか、かけていた情熱が一回切れてしまった」と、3年間全てを捧げた競技を辞めた。

 亡くなった3カ月後、康治さんが生前に書いていた3冊の日記を見つけた。そこには娘への思いや、応援する言葉などが記されていた。日記を読んだダンシーは「こんなことをしていたら怒られちゃうな」と、トレーニングを再開した。悲願の日本一へ。競技への熱を取り戻したダンシーは康治さんの思いを胸に、6年間国内無敗の絶対女王・安井に挑む。

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