松竹新喜劇 令和の曽我廼家誕生 一蝶「せっかくなんで一丁(一蝶)いいとこ見せたろ、と」

[ 2021年11月6日 19:27 ]

開演前にあいさつを行った松竹新喜劇の(左から)曽我廼家桃太郎、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは(C)松竹
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 日本の喜劇の祖「曽我廼家」の名跡を継承した曽我廼家一蝶(40)、いろは(29)、桃太郎(36)が6日、大阪松竹座で開幕した「松竹新喜劇 錦秋公演」で名乗りを上げた。

 カーテンコールでは劇団代表の渋谷天外(66)が「令和の曽我廼家3人組ができました。はつらつといたしております」などと紹介。3人も緊張した面持ちで客席に深々と頭を下げた。

 劇団の創設メンバー浪花千栄子を題材にしたNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」の劇中劇で話題となった「お家はんと直どん」では、桃太郎がそのものズバリの扮装(ふんそう)に着替え「きびだんご売り」役で出演。爆笑喜劇の名作「お祭り提灯」に出演した一蝶は「せっかくなんで一丁(一蝶)いいとこ見せたろ思いまして」、いろはも「商いのいろはを…」などとセリフに名前を織り交ぜ“口上”とすると、客席からは拍手もわき起こった。公演は21日まで。

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2021年11月6日のニュース