「青天を衝け」山崎育三郎 大河初出演!初代内閣総理大臣・伊藤博文役「敬意を持って」昨年は朝ドラ初出演

[ 2021年5月27日 11:20 ]

俳優で歌手の山崎育三郎
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 ミュージカル俳優の山崎育三郎(35)がNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たすことが27日、番組公式サイトで発表された。初代内閣総理大臣・伊藤博文役を演じる。昨年前期の連続テレビ小説「エール」で朝ドラ初出演。今度は日曜夜の伝統枠に進出する。

 俳優の吉沢亮(27)が主演を務める大河ドラマ60作目。大ヒットした2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏(49)が大河脚本に初挑戦するオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。

 山崎は「大日本帝国憲法の起草者の一人であり、幕末から明治へ日本を近代化に導いた偉人。『周旋の才あり』といわれた伊藤博文のように、人と人とのつながりを大切に、敬意を持って誠実に挑みます。素晴らしい役者の皆さんと作品創りができることを楽しみにしています」と意気込んでいる。

 伊藤博文は長州藩士族。イギリス公使館焼き打ち事件を起こした攘夷派の志士だったが、井上聞多とともにロンドンに留学してから一転、開国論者になった。維新後は新政府に出仕し、大蔵少輔として栄一(吉沢)の上司に。主に貨幣制度の改革に注力した。やがて初代内閣総理大臣に出世する。

 武田真治(48)が江戸幕府勘定奉行・小栗忠順(ただまさ)役、大倉孝二(46)が明治政府大蔵大輔(だゆう)・大隈重信役を演じることも発表された。

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2021年5月27日のニュース