「おかえりモネ」“朝岡”西島秀俊 4話ぶり再登場“緊迫のリモート指示”「ヒーロー」「惚れる以外ない」

[ 2021年5月27日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第9話。東京のスタジオから百音に指示を出す朝岡(西島秀俊)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は27日、第9話が放送され、俳優の西島秀俊(50)演じる人気気象キャスター・朝岡が4話ぶりに登場した。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第9話は山中、激しい雷雨に見舞われた百音(清原)と圭輔(阿久津慶人)。百音は翔洋(浜野謙太)に電話で状況を伝えるが、雨は激しく、翔洋や川久保(でんでん)たちも助けに向かえない。雷に当たらないよう姿勢を低くして助けを待つ2人だったが、雨は一向にやまず、圭輔はみるみる体力を消耗。百音は必死に考えた末、とっさに“ある人物”に電話をかけ、助言を求める…という展開。

 この人物こそが朝岡。百音は先週、大ファンという登米出身の漫画家・石ノ森章太郎の原画展を見に町を訪れた朝岡と“運命の出会い”を果たし、名刺をもらっていた。

 百音が祈りながら電話をかけると、東京のスタジオにいた朝岡が出る。朝岡は「頭低くして、しゃがんで。避難姿勢は取れていますか?状況を教えてください。永浦さん1人ですか?米麻の森林組合のハイキングコースですよね?今いる所は森の中?」とパソコンで位置情報を検索。「ほぼ森の中ですね。木の側は側撃雷があるので、そのままそこにいるのは危険です。まずはより安全なところへ移動しましょう。周りを見てください。山の斜面に茂みのような、背の低い木が密集している所はありませんか?その茂みの中に入ってください。完全にもぐって。移動する時は立ち上がらないように。動けますか?」と指示した。

 百音は圭輔をおんぶして移動。朝岡はこの後、風向きが変わり、一度、雷雲から外れると予測。次の雲の中に入るまでの間に避難しないと、日没になる。「風の音を聞いて。木の間を通る音です。風向きが変われば、確実に音も変わりますから。大丈夫、(耳のいい)永浦さんなら分かります」――。

 百音は集中力を研ぎ澄まし、空が一瞬明るくなったタイミングを逃さず。ずぶ濡れになりながら、圭輔とともに避難小屋にたどり着いた。

 緊迫の“リモート救出劇”。SNS上には「即座に冷静に的確な指示を与えられる朝岡さん、カッコいい」「さすが潜入捜査官。頼り甲斐がある」「ほぼ天に祈る気持ちで電話しただろうに、こんなに的確に親切に教えてもらえるなんて、惚れる以外ないよな」「ピンチの時に助けてくれる朝岡さん、めちゃくちゃ頼もしくてヒーローに見える。石ノ森章太郎作品大好きだもんね」「朝岡覚さん、雷からの避難誘導。にじみ出るヒーロー感、頼もしい。一家に一人、西島さんがいてほしい」「風の音を聞いての朝岡さんと遠隔で指示する菅波先生の仕事人っぷりに惚れる朝」「皆さんのファインプレーに泣いてる。 朝岡さん、カッコイイ。気象予報士って晴れ雨を伝えるだけじゃないのね。試験が難しいと言われる理由が分かった。そして菅波先生から連絡。充電切れたら困るのに…と思ってたら的確な状況予測だった。みんなプロだ」などの声が続出。「朝岡さん」がツイッターの国内トレンドに入った。

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2021年5月27日のニュース