藤井2冠 初の最優秀棋士賞、渡辺3冠との一騎打ち制す 第48回将棋大賞

[ 2021年4月2日 05:30 ]

藤井聡太2冠
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 20年度に活躍した将棋棋士・女流棋士を表彰する第48回将棋大賞の選考会が1日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、最優秀棋士賞に藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=を初選出した。

 選考会では渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=との一騎打ちとなり、各棋戦主催者担当記者による投票(満票13)で藤井は過半数の8票を獲得した。17歳11カ月で初タイトルの棋聖位を、18歳1カ月で王位を連続奪取し、史上最年少2冠に輝いたばかりでなく、一般棋戦では昨年10月に銀河戦、今年2月に朝日杯を制し、前人未到の4年連続勝率8割超えの実績が高く評価された。

 加えて名局賞、名局賞特別賞、升田幸三賞特別賞にも選出され、記録部門(最多勝、最高勝率)を合わせると6部門に名を連ねた。18歳8カ月での最優秀棋士賞受賞は、第16回(1989年)に羽生善治・現九段(50)が18歳6カ月で受賞して以来、2番目の年少記録にもなった。

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