【来週のおちょやん】第2週 女中として働き出した千代、人生初の芝居に心奪われ

[ 2020年12月5日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第2週は「道頓堀、ええとこや~」。口入れ屋(藤吉雅人)に連れられて道頓堀に到着した千代(毎田暖乃・左)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は7日から第2週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第2週(12月7日~12月11日)は「道頓堀、ええとこや~」。

 奉公に出された、竹井千代(毎田暖乃)は、道頓堀にある芝居茶屋「岡安」にやってきた。「岡安」を取り仕切るのは、女将の岡田シズ(篠原涼子)だった。千代はひと月の間に女中の仕事を覚えるという条件で、女中として働き出す。掃除、洗濯、お使い、ご飯の用意など、覚えなければいけないことは山ほどあった。ある日、道頓堀で一、二の人気を誇る喜劇の天海一座が「岡安」にやってくる。千代はその一座の子役、一平と出会う。一平は芝居が嫌いで、酒飲みで女癖が悪い、父の天海の事は大嫌いだと話す。ある日、千代は芝居小屋で、芝居というものを初めて目にする。舞台の上で演じていたのは、高城百合子(井川遥)という女優だった。その美しさと情熱的な演技に、千代は釘付けになる。そして、その芝居の台本を手に入れ、文字が読めるように、毎日仕事に合間に少しずつ勉強をするようになる。そんなとき、一平の父、天海が突然、亡くなってしまう。劇場では、盛大な葬儀が行われた。鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)は天海一座の面々に、一平に二代目を継がせるように伝える。そんなとき千代は、父のテルヲ(トータス松本)たちが借金で夜逃げしたと聞かされる。

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