「鬼滅の刃」最終巻発売日に無限の列 ワンピース超え!1巻あたり発行部数520万部

[ 2020年12月5日 05:30 ]

売り場に並べられた「鬼滅の刃」の最終巻
Photo By 共同

 社会現象を巻き起こしている人気漫画「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴=ごとうげ・こよはる=さん作)の最終23巻が4日発売された。各地の書店で長い行列ができるなど、人気の過熱ぶりが改めて浮き彫りとなった。3000冊以上を準備した東京・渋谷「SHIBUYA TSUTAYA」では開店前から約30人が並んだ。都内の男性会社員(46)は「コンビニを14軒回ったがなかった」と単行本を手に笑顔を見せた。

 版元の集英社によると23巻は初版395万部発行で、全巻の累計発行部数は1億2000万部を突破。1巻あたり520万部以上となり、同じ週刊少年ジャンプの大看板「ONE PIECE」(尾田栄一郎さん作)の約490万部を初めて上回った。同作は全97巻で累計4億7000万部と発表されている。

 このほか「ドラゴンボール」が2億6000万部とされるが、これは通常単行本42巻と再編集された「完全版」34巻の合計。1巻あたりの数は不明で「鬼滅」が歴代1位となった可能性もある。

 公開中の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は興行収入275億円を突破し歴代2位に浮上。1位「千と千尋の神隠し」の308億円超えが視野に入る中、原作人気の盛り上がりは大きな後押しとなりそうだ。

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