小林稔侍「三船敏郎賞」受賞「この思い、感動、感謝を忘れることなく…俳優生活の糧に」

[ 2020年10月17日 18:18 ]

三船敏郎賞を受賞した小林稔侍(中)と審査員の奥山和由氏(左)、三船の孫でプロデューサーの力也氏
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 俳優の小林稔侍(79)が17日、京都市内で開催中の「京都国際映画祭2020」(18日まで)で国際的な活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」を受賞した。

 さらに、「日本映画の父」と呼ばれた映画人・牧野省三をしのび日本映画の発展に寄与した人物に贈られる「牧野省三賞」には、4月に82歳で死去した大林宣彦監督が選ばれた。

 京都・祇園花月での授賞式に登壇した小林は、審査員・奥山和由氏から7月公開の大林監督の遺作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」での演技を称賛されたことに「恐縮してます」と感謝。「思えば昭和36年10月末にこの京都に初めて仕事として通い始めて、きょうこの映画の聖地、映画の都で行われる京都国際映画祭で皆様のご厚意で、大林組の船に乗せて頂いて連れてきて頂いた」と謝辞を述べた。さらに「きょうのこの思い、感動、感謝を忘れることなく世界の三船さまの冠の賞をこれからの俳優生活の糧にさせて頂きます」と終始落ち着いた語り口で結んだ。

 牧野省三賞の授賞式には大林監督の妻でプロデューサーの恭子さんがコメントを寄せた。「牧野省三さんは映画の父。大林に誘われて牧野さんのチャンバラとか断片ではありますがたくさん見た記憶があります。大林にとっては日本映画の続きをやらせてもらいましたことを大変うれしく思っております」とした。

 受賞理由は映画監督になるにはまず撮影所へ入り、助手からスタートした当時、大林監督は自主製作という新たな手法を開拓したことを評価。1977年、初の商業映画「HOUSE」以降、「海辺の映画館」まで生涯現役を貫いたとした。

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