AKB48・岡部麟 「考えすぎるとズッコケコメントになっちゃう」

[ 2020年8月12日 12:30 ]

2018年 スポニチ本紙の取材に「今、全てが楽しいです」と話したAKB48・岡部麟
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 【牧 元一の孤人焦点】AKB48の岡部麟がフジテレビのバラエティー番組「ミライ☆モンスター」(日曜前11・15)で絶妙な味を出している。

 各界の「未来に輝く金のタマゴたち」を紹介する番組で、岡部は今年1月からレギュラー出演。タレントの関根勤、AKBの先輩の横山由依とともにMCを務め、番組を盛り上げている。

 9日の放送では、女子ハンマー投げの村上来花選手を紹介。ハンマー投げ選手のピークは何歳だと思うか?と問われると、岡部はポーランドのアニタ・ヴォダルチク選手の映像を見て「結構、40、50歳まで行けるのかな」と返答。ヴォダルチクがまだ30代であることを知らされると、ばつの悪そうな苦笑いを浮かべながら両手で顔を隠し、笑いを誘った。

 リモート取材に応じた岡部は「何か、みなさんとは違う発見はないかと食い入るようにVTRを見ていますが、真面目に考えすぎると逆にズッコケコメントになっちゃうので、背伸びするのもほどほどに、と思いながらコメントしています」と神妙に語る。

 収録では関根の心遣いに感謝している様子。毎回、本番前に関根は衣装や髪形について「良家のお嬢さまみたいな衣装だねー」「宇宙ステーションみたいだ」と触れてくれて、なごませてくれるという。

 「今はソーシャルディスタンスを保っての収録ですが、通常の収録だと、みんなで掘りごたつのようなセットに仲良く座ってVTRを見るんです。スタジオの入り口から、そのセットまでダッシュして、段差高めの台に軽やかなジャンプを決める関根さんが、爽快で『カッコ面白い』です」と笑う。

 今後のバラエティー出演について「ミライ☆モンスターのみならず、自分もロケに行って、さまざまなことを経験したいです」と意欲満々。「私はイラストや何かを製作することが多いので、夢は自分の番組を持ってゲストをお招きしてアート対決をすること。そして、いつか何かの番組で、とんねるずの石橋貴明さんと共演したいです。目標です!」と胸の内を明かす。

 あこがれの先輩の小嶋陽菜はバラエティーとともにモデルとしても活躍。自身のモデル業について尋ねてみると「とても興味があります。そんな話がちょっとでも出てるのならすぐに飛んで行きたいぐらいのテンションでやってみたいと思ってるお仕事です」と個性的な答えを返した。

 岡部を初めてインタビューしたのは約2年前で、AKBのチームAのキャプテンに就任した頃。当時、自分の課題に関して「AKBを知らない人たちに自分の印象をどう残せるか」と語っていたが、その言葉を具現化すべく、「ミライ☆モンスター」で地道に歩んでいる姿がうかがえる。あとは、ファッションショーのランウエーを闊歩(かっぽ)する姿を見てみたい。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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2020年8月12日のニュース