天童よしみ“10人限定”ライブ開催へ 無観客予定も“新様式”で席確保「感激してます」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

8月9日に10人限定ライブを行うことになった天童よしみ
Photo By 提供写真

 演歌歌手天童よしみ(65)が、「10人限定ライブ」を開く。8月9日に行う初の有料配信ライブの会場に、10人分だけ客席を設ける。ファンの前で歌うのは2月以来、半年ぶり。天童は「感激してます。とても新鮮な気分です」と楽しみにしている。

 会場は東京・北参道のライブレストラン「GRAPES KITASANDO」。料理と音楽を楽しめる店で、通常は50人ほどを収容できる。当初は無観客の予定だったが、天童が「少しだけでもファンの方をお迎えできないか」とスタッフに提案し実現した。

 新型コロナウイルスの感染防止策を取るため、ライブハウスのガイドラインに沿って開催。このために客席は10席となった。ステージと客席を2メートル以上空け、客同士が対面にならないようにテーブルを配置。ソーシャルディスタンスを維持するために、テーブル間の距離も十分に取る。チケットはディナー付きで1万1000円(税込み)。29日に発売される。オンライン視聴は3000円(同)。

 ピアノとサックスの演奏だけで歌う初の挑戦。「珍島物語」などヒット曲の数々をジャズアレンジで披露する。ファンの前で歌うのは、2月の大阪・新歌舞伎座での座長公演以来。天童は「外出するのも不安な中で、10名だけでもお客さまが目の前にいてくださるだけでとても心強く思います」と喜びを語った。

 コロナ禍でスケジュールが真っ白になった際は「何度も泣きました」という天童。全国のファンに歌声を届けられることに「うれしいです、涙が出ます。健全な生活のおかげですっかりコロナ痩せした天童をお見せできると思いますよ」とジョーク交じりに喜んだ。

 《紅白常連歌手では異例》紅白常連歌手である天童が、50人規模の会場でコンサートを行うのは異例。コロナ禍で仕事を失ったライブ関係者を助けたいという思いで、今回の会場を選んだという。有観客でのコンサートが実現したことに、天童は「念には念を入れて万全の対策をとっていただけるお店側の協力もあります」と感謝している。

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2020年7月27日のニュース