「麒麟がくる」旅芸人・伊呂波太夫役の尾野真千子が初登場!オリジナルキャラ「新しい風を吹かせれば」

[ 2020年3月22日 13:30 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」にレギュラー出演、旅芸人・伊呂波太夫を演じる尾野真千子(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)にレギュラー出演し、オリジナルキャラクターの旅芸人・伊呂波太夫を演じる女優の尾野真千子(38)が22日放送の第10話で初登場。主演の長谷川博己(43)、脚本の池端俊策氏(74)とは16年のNHK土曜ドラマ「夏目漱石の妻」でタッグを組んでいる。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端氏のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第10話は「ひとりぼっちの若君」。京を訪れていた旅芸人の一座の元で、駒(門脇麦)は戦災孤児だった自分を拾い、育ててくれた女座長・伊呂波太夫(尾野)と再会する。その年の末、今川義元(片岡愛之助)が尾張の国境に侵攻してくる。織田信秀(高橋克典)の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代(のちの徳川家康)の引き渡し要求に、斎藤道三(本木雅弘)は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚える。光秀(長谷川)は帰蝶(川口春奈)を通して動向を探るべく尾張・那古野城へ遣わされたところ、信長(染谷将太)と出会う…という展開。

 尾野演じる伊呂波太夫は、京の戦災孤児・駒が医師・東庵(堺正章)に引き取られる前の幼少期に預けられていた旅芸人の女座長の娘。今は一座の座長になっている。全国各地を一座で回り、諸国の有力大名や京の公家に顔の効く不思議な女性。

 「今回演じる伊呂波太夫は架空の人物ですので、歴史的人物で『この人来た!』という感じではないかもしれませんが、この時代劇の中に新しい風を吹かせればと頑張っています。ちょっと派手な登場人物で『こいつは次に何をするんだ?』と、どういう役割をするのか、視聴者の皆さんにも悩みながらご覧いただきたいと思います。伊呂波太夫はいろいろなキーパーソンにも顔が利き、お金の動きも知っている。演じる私自身もこれからの展開が楽しみです。架空の人物だからこそ、物語の中で鮮やかに色づいていけるよう、温かく見守っていただければと思います」と呼び掛けている。

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2020年3月22日のニュース