福山雅治、無観客の30周年ライブも「人生は設計図通りには進まない。だからこそ面白い」

[ 2020年3月22日 05:31 ]

都内のスタジオで無観客ライブを行った福山雅治
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 歌手の福山雅治(51)が21日、都内のスタジオで無観客ライブを行った。90年3月21日の歌手デビューから、30周年の記念日。当初は横浜アリーナで記念ライブを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止した。急きょ内容を変更し、スタジオライブをWOWOWで生放送した。

 豪華なセットも派手な照明もファンの歓声もないスタジオで迎えた記念日。福山は画面の向こうのファンに向かって「今日で30周年になりました。ありがとうございます。本当にあなたのおかげなんです」と感謝した。

 本来は1万人以上のファンと歌手としての“30歳の誕生日”を祝う予定だった。だが、政府が大規模イベントの自粛を要請した先月26日、即座に中止を発表した。19~21日に3公演を予定していたため会場費など多額の損害も発生したが「お越しになる方の安心安全を第一に考えた結果」と説明。すぐに無観客ライブの生放送に切り替え、「その時にできることを精いっぱいやる。2時間半の福山雅治による音楽祭です」と笑顔で話した。

 内容はリクエストライブ。ファンから募った「はじまりの歌」をテーマにしたリクエスト企画の10位から1位までを生披露した。3位「道標」、2位「Good night」、1位は「桜坂」。最後は新曲「始まりがまた始まってゆく」を披露した。

 福山はSNS上のコメントを「歓声」と捉え、ファンも声援を送り続けた。「♯福山雅治三十周年」は、ツイッターの世界トレンドで一時3位になった。

 異例の形となった30周年イヤーのスタート。「人生というのは何が起こるか分からない。予定していたことが、当たり前に行われることが幸せなことなんだなと実感してます」としみじみ。9月には地元・長崎の稲佐山公園で野外ライブ、11月からは全国ツアーが始まる。「人生は設計図通りには進まない。だからこそ面白い。想像と違う未来だけど、それこそがたどり着くべき未来だったと、そう思えるような人生を歩みたい」と力を込めた。

 《スキマスイッチ、aikoも無観客》先月28日には男性デュオ「スキマスイッチ」が全国ツアーの熊本公演を延期し、開催予定だった会場で無観客ライブを開催して公式SNSで動画配信した。今月7、8日にZepp Tokyoでライブを行う予定だった歌手のaiko(44)も8日に無観客ライブを行い、YouTubeで生配信。3月いっぱいの公演中止を発表しているLDHは、THE RAMPAGEが24日、E―girlsが26日に無観客ライブを行い、ニコニコ生放送で中継する。

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