64年前の八千草薫さん肖像画公開へ 小磯良平が25歳当時を描いた作品

[ 2020年3月22日 05:30 ]

神戸市立小磯記念美術館に寄付された八千草薫さんがモデルの肖像画「婦人像」(神戸市提供)
Photo By 共同

 昭和を代表する洋画家の小磯良平(1903~88年)が、昨年10月に88歳で亡くなった女優の八千草薫さんを60年以上前に描いた肖像画が神戸市立小磯記念美術館に寄付された。八千草さんが自宅に飾っていた作品で生前に遺贈する意向を示していた。近く展覧会で公開される。

 肖像画「婦人像」は56年制作で、縦45・7センチ、横37・9センチの油彩画。宝塚歌劇団に在籍していた当時25歳の八千草さんがモデルとなり白い洋服に赤いブローチを身に着け斜め下を向いている姿が軽いタッチで描かれている。

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