「なつぞら」“朝ドラ最高”のタイムシフト視聴率7・5%!100作目は録画も好調

[ 2019年10月7日 18:50 ]

NHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインのなつ演じた広瀬すず
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 NHKは7日、女優の広瀬すず(21)がヒロインを務め、9月28日に最終回を迎えた連続テレビ小説「なつぞら」全156話平均のタイムシフト視聴率が7・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと発表した。

 タイムシフト視聴率は「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれ、2016年後期「べっぴんさん」の5・8%、17年前期「ひよっこ」の6・0%、17年後期「わろてんか」の5・3%、18年前期「半分、青い。」の6・9%、18年後期「まんぷく」の7・2%を上回り、朝ドラ最高の数字となった。

 ビデオリサーチ社が2016年10月3日から新たな視聴率調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「総合視聴率」「タイムシフト視聴率」を新しい指標として採り入れた。

 総合視聴率とは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内、168時間以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森氏が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描いた。

 初回から最終回の全156回を通じたリアルタイムの期間平均視聴率は21・0%と大台超えを達成。前作「まんぷく」の21・4%は0・4ポイント下回ったものの、8作連続の大台超えとなり、節目の朝ドラ100作目の“重責”を果たした。

 ◆調査開始後の朝ドラ全話平均視聴率◆

 ▽「べっぴんさん」(16年後期)総合=25・0%、リアルタイム=20・3%、タイムシフト=5・8%

 ▽「ひよっこ」(17年前期)総合=25・2%、リアルタイム=20・4%、タイムシフト=6・0%

 ▽「わろてんか」(17年後期)総合=24・2%、リアルタイム=20・1%、タイムシフト=5・3%

 ▽「半分、青い。」(18年前期)総合=26・2%、リアルタイム=21・1%、タイムシフト=6・9%

 ▽「まんぷく」(18年後期)総合=27・0%、リアルタイム=21・4%、タイムシフト=7・2%

 ▽「なつぞら」(19年前期)総合=26・8%、リアルタイム=21・0%、タイムシフト=7・5%

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2019年10月7日のニュース