異例の決断 ピエール瀧容疑者出演 「麻雀放浪記2020」予定通り上映へ

[ 2019年3月21日 06:10 ]

「完成報告ステージイベント」に出席した(左から)白石和彌監督、ベッキー、斎藤工、「チャラン・ポ・ランタン」もも、竹中直人
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 コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が出演する映画「麻雀放浪記2020」(監督白石和彌)が、再編集などは行わず4月5日に予定通り公開されることが決まった。20日、配給の東映が発表した。

 同社の多田憲之社長は、瀧容疑者の逮捕以降、製作委員会で議論を重ね現段階でもコンセンサスが取れていないとした上で「配給担当である弊社の判断で、ノーカットのまま公開することにいたしました」と説明。瀧容疑者を巡っては、出演番組の放送やCDの出荷を自粛する動きが広がっているが「罪を犯した1人の出演者のために、作品を待ちわびているお客さまに、既に完成している作品を公開しないという選択肢はない」と述べた。

 白石監督も議論の過程で「何とか編集しないで、ベストと思っている形で公開したい」と要望しており、公開決定には「ホッとしているのが正直な気持ち」と安どの表情。ただ、同作で5本目のタッグとなる瀧容疑者の逮捕については「憤りを感じている。残念ですし、バカヤロウとしか言いようがない」と怒りをにじませた。

 その後行われた映画の完成報告イベントでは、主演の斎藤工(37)も「今日まで不安で仕方がなかったけれど、皆さんに笑顔で迎えられてうれしい」と笑顔。白石監督の「(公開が)いつか間違っていなかったと言ってもらえるはず」というコメントには、感極まり涙を拭うシーンも見られた。

 東映によれば、作品のポスターや上映前の字幕で瀧容疑者が出演していることを明示。既に前売り券を購入しながら、観賞を取りやめた観客には払い戻しの対応をする。また、瀧容疑者サイドと損害賠償に関する話し合いも進めていることを明かした。

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