久保&渡辺 古墳で歴史に思い 26日から王将戦第2局

[ 2019年1月26日 05:30 ]

今城塚古墳を見学し、高槻市のゆるキャラ「はにたん」らと記念撮影する久保王将(左から2人目)と渡辺棋王(撮影・成瀬 徹)
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 久保利明王将(43)に渡辺明棋王(34)が挑む第68期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟主催、囲碁・将棋チャンネル協賛)第2局が26日から2日間、大阪府高槻市の「山水館」で指される。両対局者は25日、現地入りし200点以上の埴輪が展示される今城塚古墳を見学。浜田剛史市長らファン約200人が集う前夜祭に出席した。

 対局で世話になったお礼として、会場などへ寄贈する揮毫(きごう)を久保は「鍛」、渡辺は「学」としたためた。その意図を、久保は「昨年の7番勝負で体力不足を痛感した」。豊島将之八段(当時、現2冠)を挑戦者に迎えた前期は4勝2敗で防衛。その後は休日のジョギングの距離を2倍にして備えた。

 一方、渡辺は「そのままの意味です」とした。第1局を制した後、24日の朝日杯で一日2勝し昨年11月以来の連勝は14に。今年度の全棋士1位タイの絶好調にも満足しない心持ちの表れで「大盤解説会にも多くの方に来てもらえると思う。期待に応える将棋を指したい」と意気込んだ。

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