沢尻エリカ 実は家庭的、実は自然派、実は子供好き「いつかは産みたい」

[ 2017年4月4日 11:10 ]

ささやかな将来の夢を語る沢尻エリカ。その笑顔は自然で優しい
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 奔放でエキセントリックなイメージが強かった女優の沢尻エリカ(30)。プライベートは意外にもアウトドア生活を愛するスローライフ派。暖炉のある家に住みたくて、1年前に引っ越したほど。かつて“お騒がせ女優”と言われた美女が描くささやかな夢は、薪(まき)を燃やしながら生活するぬくもりに満ちた家庭を築くことだった。

 4月になっても部屋やベッドからなかなか抜け出せない「究極の寒がり」。冷え込む夜には、急いで自宅へと駆け込む。玄関に飛んできた愛犬のチワワを抱きかかえてリビングに向かう。

 「もっと暖かくしてあげるからね」と愛犬に笑いかけ、部屋にある暖炉に薪を置く。慣れた手つきで火をおこすと少しずつ炎が大きくなり、それとともに穏やかな暖かみが部屋中に広がった。満足そうにソファに身を沈める沢尻。床にはすでにチワワが寝そべっていた。

 「1年前に引っ越してきたんですけど、内覧をしたときに暖炉を見てここだ!と思ったんです。自分で家を造るときは絶対に暖炉があるところ、と決めてたんです。今はまだ賃貸なんですけどね」

 暖炉にこだわった理由は「火を見ているのが好きなんです。ゆらゆら揺れている炎は何時間でも、何も考えずに見ていられるんです。きっと、私なりのデトックスなのかもしれないですね」と話す。ちょっとしたパーティーをするときや、数人で鍋を囲むときも、暖炉からパチパチと火の粉がはじける音が耳に心地いい。

 冬の間は家の中でささやかな自然を演出するが、夏の声が聞こえ始めると月に1度は必ず、友人たちや愛犬と一緒に日本各地の緑豊かな場所を訪れる。

 「普段東京で仕事をしていると忙しくて、スピード感も凄い。でも、自然の中にいると自分が自然体になれる気がするんです」

 山登りに、海水浴に、バーベキュー。時には山の中にある露天の温泉を楽しむことも。テントはもちろん自分で張るし、虫を見て「キャッ」となることもない。「傾向でいうと、男の人の方が虫が苦手だったりする気がする」と笑う沢尻は、山の中でほとんど野宿のような状況になっても平気。夜はキャンプファイアをして、大好きな火を見ながらお酒を飲むのが珠玉のひと時だ。

 「夏にいっぱい遊ぶために、冬は仕事をしているという感じかな。夏に音楽活動をするTUBEの逆ですね」

 東京生まれの東京育ち。だが、父・沢尻義勝さん(故人)が北海道出身で競走馬を16頭持つ馬主だったことから、小学生の頃までは年に何度も北海道を訪れた。田舎に行くと、一緒に遊んでいたのは決まって兄。鮮明に覚えているのは虫捕りだ。2人で家の周りを探検しながら「珍しい虫を発見!エリカ、飛ぶかもしれないから気をつけろ!」「うん、お兄ちゃん!」。そんな幼いころの経験が、現在の自然の中にいる時の心地よさにつながっている。

 山や海で遊びすぎて、真っ黒になって東京に戻ると、友人に「あんた誰?」と言われる。それがリアルな沢尻だ。一方で仕事場では飛び抜けた美貌と新人離れした演技力で10代の頃からスターとして扱われ、自分の中でギャップに苦しんだ。

 「気持ちを伝えたり、感情を伝えるのが私の仕事。だから自分の気持ちには正直でいたいし、大事にしたい」。そんな思いが空回りした。有名な「別に」発言や、20歳以上離れたクリエーターの高城剛氏(52)とスピード結婚&離婚するなど世間を騒がせた。

 12年に映画「ヘルタースケルター」で5年ぶりに女優復帰。全身整形をした自己欺瞞(ぎまん)に満ちた主人公りりこを演じて、役に入り込みすぎて体調を崩したこともあった。

 そんな時に救われたのが自然の癒やしだ。撮影を終えた後に気の合う仲間と豊かな緑の中でリフレッシュして、心のバランスを取り戻した。以来、よどんだものを洗い流して、次の仕事にいい形で向かうリズムができている。

 仕事もプライベートも充実する中、12日に初回を迎える日本テレビの連続ドラマ「母になる」で主演を務める。母親を本格的に演じるのは初めてだけに不安もある。

 「自分自身、子供を産んだこともないし、出産は自分の中ではまだまだ先の課題。でも、女性にとって母親になるということは凄く大きなことなので、覚悟を決めて演じたいですね」

 実は子供が大好き。「いつかは産みたいとも思います。暖炉を囲む家族がいて、その横に犬が寝そべっているという絵が現実になれば最高ですね」。ささやかな将来の夢を語る笑顔は、自然で温かくて柔らかかった。

 ◆沢尻 エリカ(さわじり・えりか)1986年(昭61)4月8日東京都生まれの30歳。小学校6年生でモデルデビュー。03年にTBS連続ドラマ「ホットマン」で女優初挑戦。05年に映画「パッチギ!」のヒロイン役で数々の映画賞を受賞した。07年の主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで、不機嫌な態度が話題に。それをきっかけに12年の主演映画「ヘルタースケルター」で復帰するまで休業した。

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