向田邦子賞に矢島弘一氏 前田敦子主演「毒島ゆり子のせきらら日記」脚本

[ 2017年4月4日 14:12 ]

記者発表会見に出席した第35回向田邦子賞した脚本家の矢島弘一さん
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 昨年度に放送された優れたテレビドラマの脚本に贈られる第35回向田邦子賞(向田邦子賞委員会など主催)が4日、女優の前田敦子(25)主演のTBS「毒島ゆり子のせきらら日記」の矢島弘一さん(41)に決まった。

 「毒島ゆり子のせきらら日記」は「恋愛」と「政治」をテーマにした異色ドラマで、前田が二股もいとわない超恋愛体質の新聞社に勤める政治部記者を演じ、大きな反響を呼んだ。

 矢島さんは「光栄と同時に、身の引き締まる思いです」と喜びの声。「連ドラはほぼこれが初めてと言っていい。まさか私のような初心者がこのような賞を取れるとはまったく予想していなかった。これを機に、精進して、しっかりと良作を作っていきたい」と力を込めた。今後については「ドラマをもっともっと書きたいと思いますし、しっかり芯のある、メッセージ性のあるドラマを書いていきたい。演劇でやっている芯のあるものがドラマでも発表できたら」と話した。

 前田に「やらせてみたかった」といい、「あて書きじゃないが、イメージして書いた。前田さんと新井(浩文)さんだったのはイメージしやすかった」と明かした。

 選考委員を務めた脚本家の池端俊策さん(71)は「飛び抜けていい。対抗馬がないという状況で、ぶっちぎりの一等賞。全会一致で決まった。人間の描き方がドンピシャリ。焦点が合っていた」と絶賛。富川元文さん(68)も「脚本家、物書きを喜ばせる本でした。それが一番だった」と称賛を惜しまなかった。

 矢島さんは2006年に、劇団東京マハロを旗揚げし、主宰を務める。テレビドラマの脚本はNHK Eテレの「ふるカフェ系ハルさんの休日」(2015年)の第2話を担当し、連続ドラマとしては「毒島ゆり子…」が初挑戦。舞台脚本としては、主宰する「東京マハロ」のほか、松竹映画「引き出しの中のラブレター」の舞台版の脚本などを担当した。

 賞金300万円。贈賞式は5月30日、東京都千代田区の帝国ホテルで。

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